【歳時記】3月10日 今日は何の日?:砂糖の日、東京大空襲の日など

砂糖の日

「さ(3)とう(10)」の語呂合わせですね。ここのところ、語呂合わせ由来の記念日が多い気がしています。さて、砂糖の何を記念しているのかというと・・・。

砂糖はブドウ糖が摂れる最も優れた供給源

砂糖はブドウ糖が摂れる最も優れた供給源だということで、砂糖関係8団体(精糖工業会など)が2014年に定めました。意外と新しい。

私の推測ですが、糖尿病や高血糖、ダイエットなどお砂糖に対するイメージがどんどん悪くなっていくのでテコ入れをしたかったとかもしれませんね。

その一方で、近年の様々なスイーツブームはもはや「ブーム」から「定着」しています。

私が学生時代はフルーツパフェを堂々と注文して食べる男としてネタにしていましたよ。それが今では男性もスイーツを楽しんでいますから、いい時代になったと思っています。

砂糖の歴史はインドからはじまった

砂糖の日の歴史はまだ浅いのですが、砂糖の歴史は古くて、2500年以上も前に発明されたと考えられています。

アレキサンダー大王がインド北部まで攻め入った時の遠征禄にサトウキビの栽培が記録されていいます。インド北部あたりが発祥の地だとみられています。

ということは、古代エジプト文明(アレキサンダー大王より1500年以上前)でピラミッドを建設した人々は休憩の時間、甘いお菓子を食べることは無かったのでしょうかね。それとも「さとうきび」を丸かじりだったのでしょうか。

6世紀ごろまでには、インドから周辺に広まり、ペルシアやエジプト、中国で砂糖がつくられていたとの記述が残っています。

日本に砂糖が伝えられたのは奈良時代。中国から

日本の砂糖の歴史もなかなは古い方で、奈良時代に鑑真和上が伝えたという説もあります。実際には遣唐使によって中国からもたらされたものと考えられています。「糖」と「唐」をかけてる?

日本における砂糖の最初の記録は、「正倉院」献納日の目録の中にのこっています。平安時代に入った825年のことでした。

この当時、砂糖は大変な貴重品でしたので、ごく一部の上流階級用で、それも食用ではなく、むしろ薬用でした。

外国由来のモノで、はじめは薬用で使用されるあたりは「お茶」と一緒ですね。

ずっと輸入品だった日本の砂糖、江戸幕府が国産化を奨励してうまれた和三盆

その後も砂糖はずっと輸入品でした。ポルトガル人が日本にやって来て、砂糖を使用するカステラやコンペイトウといったお菓子を伝え、日本でもつくられるようになりましたが、砂糖は相変わらず大陸からの輸入品でした。

江戸時代初期に砂糖の製造がはじまります。まずは、当時の琉球(沖縄県)から。1623年に中国に使いを出し、砂糖の製造方法を学ばせ黒糖を製造したと言われています。

その後、琉球をはじめ奄美大島、喜界島、徳之島おいても、さとうきびはが栽培されるようになり、管轄していた薩摩藩に莫大な収益をもたらしました。

それでも国内の需要を満たすことはできず、鎖国状態にもかかわらず、長崎でどしどし輸入品が荷揚げされていきます。

砂糖の代金として金・銀・銅が国外へ流出していく状況に幕府も危機感を持つようになり、1715年に幕府は輸入制限を行うとともに、国産化の方針を打ち出してさとうきびの栽培を全国に奨励します。

江戸時代の中期以降になると、西日本の気候が温暖な地域でさとうきび栽培が積極的になっていきます。

1798年に讃岐(香川県)の砂糖がはじめて大阪の中央市場に登場します。これが上品でまろやかな味で今でも有名な「和三盆」の初登場だといわれています。

イギリスのアフタヌーンティーは究極のぜいたく品

15世紀末、コロンブスらが地中海の島々からサトウキビを西インド諸島に伝えます。アメリカ大陸でさとうきびの栽培が伝わる。

さて、アフタヌーンティーなど紅茶の国として知られているイギリスですが、はるか昔からお茶を楽しんでいたわけではありません。

イギリスが初めてお茶を輸入したのは17世紀。1630年頃にオランダの商船が日本と中国からお茶を買い付けて周辺諸国に販売したことから、イギリスでも紅茶が知られ、上流階級のステータスとして広まりました。

アジアからの輸入品の茶葉に、中米やカリブ海諸島から輸入された砂糖。紅茶は超贅沢な飲み物だったのすね。

その輸入の元手をつくるために・・これ以上はブラックな歴史になりますのでここでは触れないでおきます。

ヨーロッパにはテンサイ糖があるじゃないかと思ったら・・・

寒冷地でも栽培できる「てん菜」。別名「サトウダイコン」ともよばれています。スーパーでも北海道で栽培されたてん菜からつくられた砂糖(テンサイ糖)が売られています。

これをアフタヌーンティーに使えば安上がりになったでは?と思ってしまいますが、テンサイ糖の歴史は比較的新しく、この技術が開発されたのは18世紀中ごろのドイツでした。

ナポレオンの貿易禁止政策によって、ヨーロッパ大陸諸国で砂糖の供給が止まってしまいました。

この結果、ヨーロッパ各地でテンサイ糖製造の産業化が進みました。それまでは、完全に熱帯地域の植民地からの輸入品頼みだったのです。

砂糖には賞味期限の記載がない?

冷蔵庫もコンテナもない時代に、砂糖がはるばる海外から輸入できたのは、砂糖が長期保存に適している性質を持っていたことも大きな理由です。

砂糖そのものの品質の変化がほとんどなく、カビや細菌などの微生物が繁殖するのに必要とされる水分も含んでいないのですね。昔から扱いやすい調味料だったのです。

この性質もあって、現在でも日本国内で販売されている砂糖のほとんどには賞味期限の記載がありません。

食品衛生法やJAS法で、砂糖については賞味期限の表示を免除されています。



東京大空襲の日

1945(昭和20)年3月10日深夜0時8分、東京でアメリカ軍B29爆撃機344機による焼夷弾を用いた大空襲が行われました。

B29爆撃機が約2時間半の間に落とした焼夷弾の量は約2,000t以上といわれています。

東京は一夜にして至る所が焼け野原と化し、多くの尊い命が失われました。

死者約10万人・焼失家屋約27万戸という、太平洋戦争のなかでも最大級の国内被害でした。

東京都は3月10日を「東京都平和の日」と定め、ひとりひとりが改めて平和について考える日として追悼や、資料展示を行っています。

その他の3月10日の記念日

その他の3月10日の記念日として、

チベット民族蜂起記念日、東海道・山陽新幹線全通記念日、陸軍記念日、佐渡の日、横浜三塔の日、水戸の日、サボテンの日、ミントの日、ミルトンの日、クラシアンの日、名古屋コーチンの日、たけのこの里の日

などがあります。

3月10日の誕生花と誕生石

3月10日の誕生花:「ルピナス」「シャスタ・デイジー」

ルピナスの花言葉には「想像力」「いつも幸せ」などがあります。

古代ヨーロッパでは、ルピナスを食べると心が明るくなったり、想像力が高まると信じられていたことから、薬草やビールのつまみなどにされたといわれています。花言葉はこれにちなんでつけられました。

3月10日の誕生石:「シンチュウ(真鍮)」「オパール」

シンチュウ(真鍮)って石というより金属ですが・・・・。
真鍮は銅と亜鉛の合金で、黄銅ともよばれています。

真鍮は加工性が良いことから用途が非常に広く、金物などにも多く使用されています。

さらに海水に浸かっても腐食せず、長持ちするという特徴から、船などの装飾にも使われてきた歴史を持っています。

また、中世では光沢が美しいうえに、最も硬いものとして尊ばれ、身を守る品として加工されていたことがあります。

3月10日生まれの有名人・芸能人(敬称略)

渥美清 俳優 1928年3月10日~1996年8月4日
藤子不二雄A 漫画家 1934年3月10日
徳光和夫 フリーアナウンサー 1941年3月10日
松田聖子 歌手 1962年3月10日
博多大吉 お笑いタレント 1971年3月10日
つぶやきシロー お笑いタレント 1971年3月10日
藤井隆 お笑いタレント、俳優  1972年3月10日
山田花子 お笑いタレント 1975年3月10日
魔裟斗 キックボクサー 1979年3月10日
杉浦太陽 俳優、タレント 1981年3月10日
米津玄師 ミュージシャン 1991年3月10日