【歳時記】3月23日 今日は何の日?:世界気象デー、スジャータの日 など

世界気象デー

1950(昭和25)年3月23日に世界気象機関条約が発効し、WMO(世界気象機関)が発足しました。このことにちなんで記念日に制定された国際デーのひとつです。

世界気象機関(WMO)とは?

WMOは、

気象事業の国際的な標準化と改善および調整
加盟諸国の気象観測通報の調整
気象観測や気象資料の交換

を行っている国際組織で、本部はスイスのジュネーブです。日本は1953(昭和28)年から加盟しています。

気象観測衛星「ひまわり」はWMOが提唱する観測網への貢献

気象衛星「ひまわり」の衛星画像は天気予報でおなじみだと思います。これが日本の衛星であることも常識中の常識ですね。

この「ひまわり」の観測データですが、同機が観測できる東南アジア諸国、太平洋の島国、オーストラリア、ニュージーランドの気象の把握、予報のための情報収集に大きな役割を果たしています。

災害の多い日本としては、独自の気象衛星を打ち上げて観測するという動機はどの国よりも強いのですが、赤道上の静止衛星の軌道から地球の広い範囲を観測できるので、WMOや国際学術連合が共同して地球を観測する計画に参画し、大きな貢献をしています。

世界気象機関(WMO)では、天気予報の精度を向上させるために、加盟各国の協力のもと、全世界の気象現象を均質に観測する世界気象監視(WWW)計画を推進しています。

静止気象衛星と極軌道気象衛星を組み合わせた世界気象衛星観測網は、WWW計画の重要な柱の一つとして、地球全体の気象現象の把握になくてはならないものになっています。

わが国の静止気象衛星「ひまわり」は、この観測網の一翼を担い、わが国のみならず、世界の気象業務に大きく貢献しています。

気象庁「静止気象衛星ひまわり8号,9号の概要」

地震雷火事おやじ。「おやじ」って実は台風のことだった?

「地震・雷・火事・親父」。よくそんなことわざを聞きますが、地震と雷はモロに気象庁の管轄ですね。

火事を消すのは消防署や消防団の役割ですが、山火事ともなると空気の乾燥度合いや風向・風速、次の雨の予測など気象予測も重要ですから、管轄とは言えないまでも気象庁の役割は大きい。


では「親父」は?

実はこの「親父」って父親のことではないらしいのです。もちろん、昔は良くいた近所の雷オヤジのこともありません。

一説によると、昔は台風を意味する「大山嵐」が「おおやじ」、「おおやまじ」と呼ばれていたらしく、読み方が似ているためか、いつの間にかなまって「親父」になって伝わったというのです。

良し悪しは別として、昔の父親はそういう役割を果たさねばならなかったので、おっかないモノ扱いされるのも自然だったのでしょう。



スジャータの日

コーヒーフレッシュの「スジャータ」が1976(昭和51)年3月23日に発売されたことにちなんで、同商品を製造販売しているスジャータめいらくグループが記念日に定めました。

「スジャータ」の名前の由来はお釈迦さまの逸話?

この「スジャータ」名前の由来が中々深いのです。

お釈迦さまが悟りを開く前のことですが、悟りを開こうとかなりの荒行を続けます。それも6年間も。

ついに、「苦行して悟りを開くことは無理!」ということを理解したところまでは良かったのですが、痩せこけて生死をさまようような状態。大きな樹の下で座り込んでいました。

そこに「スジャータ」という名前の娘さんが樹の精霊だと思い込み乳粥を捧げたという話です。

乳粥というのは、米をミルクで炊いて甘く味つけしたもので、当時のインドではとても贅沢な食べものだったようです。

しかしお釈迦さまは、この乳粥を食べるべきか、それとも断るべきか考えてしまします。

なぜなら、みんなが苦行こそが悟りを開く道だと信じ込んでいたので、ここでこの乳粥を食べてしまったら、修行者仲間から「堕落した」と軽蔑されてしまうと思ったというのです。

悟りを開く前のお釈迦さまは、どうやら「空気を読む」人、まだ普通の人だったのですね。

しかし、お釈迦さまはこの乳粥を食べました。

衰弱しきっていたお釈迦さまは、それを乳粥のおかげで生気を取り戻し、菩提樹(ぼだいじゅ)の下で瞑想に専念することができました。

そしてこの菩提樹の下で、ついにお釈迦さまは悟りを開きます。こうして、お釈迦さまは「ブッダ(真理に目覚めた人、悟った者)」になった、というお話です。

良いお話ですね。いや、いいお話しどころか、この伝承が史実ならば、スジャータがもしお粥を差し出さなかったら、お釈迦さまはそこで亡くなっていたかもしれません。

もしかすると、スジャータのお粥がなかったら、お釈迦さまが悟りを開くこともなかった、つまり仏教が生まれていなかったということにもなります。

というわけで、このスジャータさん、仏教の成立においてのキーパーソンになるのですが、コーヒーフレッシュの「スジャータ」。なかなかスゴいところに着目した由緒あるお名前だったのです。

いまでも、この「スジャータ村」が存在します。倒れていたお釈迦さまが乳粥を食べたとされる大樹も残っているそうですよ。「世界の村で発見!こんなところに日本人」という番組で内山理名さんが訪ねていましたね。

「スジャータ」とは修行中にお釈迦様に乳粥を差し上げたインドの娘さんの名前で、それを飲んだお釈迦様は疲労回復されたのち、悟りを開かれたといわれています。

スジャータという商品名には、みなさまにコーヒーをよりおいしく召し上がっていただくためのフレッシュでありたいという願いが込められています。

「スジャータめいらくグループ」公式サイト