今日はあまりネタがないのです・・・。むりやりAKBに話を絡めて・・・
大正時代のヒット曲「カチューシャの唄」
1914年3月16日、島村抱月と松井須磨子が起こした芸術座でトルストイ原作「復活」の初演がありました。
このとき松井が歌った劇中歌が「カチューシャの唄」で、当時この歌は大流行し、一世を風靡しました。
「流行歌」という言葉が使われるようになったのも、この曲だともいわれています。
AKBの「Everyday、カチューシャ」ではない方の歌
ここで歌われている「カチューシャ」は、ロシア人女性のことです。ロシアでは女性の名前として一般的です。
さて、99.6%ぐらいの人が、「カチューシャの唄」という言葉で、「カチューシャ~外しな~がら~♪」のAKBの「Everyday、カチューシャ」を思い浮かべたと予測しておりますので、こちらを貼っておきます。
「カチューシャ」の語源で意外な接点が!?
AKBのナンバーで歌われている「カチューシャ」。C字型の金属やプラスチックで作られたヘアバンドのことですが、これは、日本独自の呼称です。
英語では、基本的にヘッドバンド(headband)といいます。
なぜ「カチューシャ」になったのかというと、この演劇で、松井須磨子が演じた「カチューシャ」という女性がこの型のヘアバンドを着けていたためという説があります。
ただ、写真には残っていないとかで諸説あります。とはいえ、演劇の影響もあってか、この頃からこのタイプのヘアバンドが流行り出し、これを「カチューシャ」と呼ぶようになったようです。どさくさに紛れて、カチューシャ櫛(くし)とか便乗商品まで出ていたようですw
実は英語でも同じような由来の別名を持っていて、この「カチューシャ」タイプのヘアバンドを「アリスバンド(Alice band)」と言ったりします。
「鏡の国のアリス」の主人公、アリスがつけていることから、いつの間にかこの名前が付いたようです。