英単語の暗記。英語を学習するうえでの基本中の基本ゆえの悩み
英語の学習をはじめようと思ったら、多くの人が基礎的なテキストブックと、もうひとつ「とりあえず、英単語から」というぐらい身近な存在です。
はじめのうちは何を言っているのか分からいリスニングよりも、単語の1つ1つなら確実に覚えられますしね。
その英単語ですが、とても身近でありながらも、学習する側としては、
「効率よく覚えたい」
「どれが優れた英単語帳だろうか」
「最後まで続けるにはどうしたらいいの」
といった疑問が生まれてきます。今回は単語帳(ボキャビル教材、ここでは「単語帳」に統一します)に対象を絞ってお話します。
英単語帳を探すポイントはあなたとの相性
世の中には、おびただしい数の英単語帳があります。さて、どれがいいのか、この中から1冊を選ばねばと思うと、迷います。
ところが、おすすめの英単語帳は?と問われても、「自分に合うと思ったものを試してみる」と答えるほかありません。
最初はこのトピックのタイトルも、おすすめの単語帳は?にしようかなと思いましたが、こんな答えでは、ネットで良く見かける「○○(芸能人)の彼氏は誰?」で「現在彼氏はいるかどうかはわかりません」オチのブログみたいで嫌だなと。
余談はさておき、レベルも学ぶ目的も様々なので、万人向けの回答としては「自分に合ったもの」となってしまうのは当然ですが、その選ぶ基準やポイントについては、読者のみなさんの参考にしていただける思います。
ネットのレビューよりも実物を見た方が良い
英単語帳を選ぶ際に、多くの人がネットで調べると思います。特にレビューを意識してみることでしょう。
せっかく購入するものですからレビューを見るのも大事なことではありますが、あくまで他人の評価です。鵜呑みにしないようにしましょう。
もしも、これがシリーズになっている教材で、すでにそのうちの1つをあなたが学習に使用しているのであれば、ある程度想像がつくので、レビューも参考になるかと思います。
しかし単語帳に限らず、最初に手にする教材はできる限り実物を見た方が無難です。
単語帳を決めるのはあなた自身。あなたの直感を大切に
初心者向けなのか、TOEIC やビジネス英語など、学習する目的に沿ったものを選ぶのはもちろん大切です。
これと同じぐらい大切なのが、あなたにとって学習しやすい雰囲気をもった単語帳かという事です。
これから、毎日のように向き合う単語帳ですから、あなたが直感で「良さそう」だと思わないと気持ちが離れていきます。
デザイン、カラーといった見た目や文字の大きさまで、使っている自分を想像して、いいと思えるものを探しましょう。
せっかく相性がいいと思っていた単語帳。でもモチベーションが下がってきた。

やる気のピークは最初が多い。モチベーションの下落をどう防ぐか
単語帳を購入して、さあボキャビル開始!毎日5ページ進めるぞ!と単語帳での学習をはじめます。ところが、モチベーションは知らぬ間に下がっていきます。
あんなにお気に入りの単語帳なのに、今日はパス。見る気がしない。それもそのはずで、何事も最初はやる気がピークというのはよくあることです。
それに加えて、学習のパターンも定まってきてルーティン化していくことでも、だんだんと飽きてきます。
すると、あなたの興味は何ページ進んで、あと何ページ残っているか(終われるか)。単語を覚えるという一番の目的はどこへ行ったのでしょう?
これは、単語帳を見ている、眺めているだけの人が陥りがちなパターンです。
単語を覚える。確かに単調な作業になり易く、受け身な学習(下手すると作業)に成りがちではありますが、内容に抑揚をたりするなど飽きがこないような工夫は可能です。
やらされ感、ルーティン化を防げはモチベーションの維持は可能
例えば、まずは付属CDの音声を聞きましょう。続いて、CDの音声を真似して、声に出してみる。紙に書いてみる。
こうすると「やらされ感」が無くなって、主体的に単語を覚えに向かっていく!という感じがしませんか。
さらに、例文をアレンジして一文作ってみましょう。
Opportunity という単語、
例として have an opportunity(機会を持つ)って単語帳に載っているとしましょう。
ビジネス英語なら(私は次の展示会で顧客と会う機会を持つ)と思い浮かんだとしましょう。
I will have an opportunity to meet clients at next exhibition.
という文章ができます。その中でもし「展示会」って英語で何だっけ?となれば、ネットや辞書で調べて
Exhibition という単語を学習する機会にもなります。
これなら、より飽きがこなく、単語帳以外からも語彙を増やすことがでます。
例文のネタ探しですが、あなた自身の生活や仕事のシーンに当てはめて作るようにすれば、結構ネタは出てくるものです。
難点は時間がかかるので単語帳の進行スピードは遅くなることです。ですから、すべての単語で行う必要はありません。気分転換のひとつとして取り入れてみてください。
単語帳は何回か繰り返すつもりで速やかに次に進む。立ち止まらない。
単語帳。最後まで取り組みたいのであれば、ひとつのページの単語をきっちりと覚えるまで次に進まない、というコダワリは捨ててしましましょう。
覚えているかはさておき、次へ進む
これぐらいの気持ちがちょうど良いと思います。
覚えたと言っても、人間ですからすぐに忘れていきます。ここで数個の単語にこだわってしまうと、なかなか覚えられないストレスや、飽きが来てしまいます。
繰り返し学習は重要だといわれていますが、単語帳は、一周、二周・・と繰り返しましょう。そのためには、さらっと速やかに進んでいきましょう。覚えにくい単語?とりあえず覚えてはいなくても、見たことあるレベルでOK、次、次です。
そうして何周かしていると、本当に覚えられない単語は極々わずかになっているはずです。
以上、我流ですが、私なりの単語帳での学習の仕方を振り返ってみました。
「おすすめなど無い!」と豪語しましたが、私が使って良かったと思っている単語帳です。参考までにどうぞ。
私が使って良かったと思った単語帳
DUO 3.0(鈴木陽一監修/ICP)
新TOEIC TEST 単語 特急(森田鉄也著/朝日新聞出版)
私がいとこ(初心者、20代、社会人)に最近すすめた単語帳
中学3年間の英単語がイラストで覚えられる本 (久保聖一著/オフィスシバチャン)
毎日の英単語 日常頻出語の90%をマスターする (ジェームス・M・バーダマン著/朝日新聞出版)
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