書評 金儲けのレシピ  著者:事業家bot氏


東大中退から年商10億円以上の異色の起業家という経歴の事業家bot氏

Twitterで大人気でで3万6千人以上のフォロワーを抱えています。
ツイートを目にしたことはあったので、これが初の著作だったのは意外でした。アマゾンでおススメで出てきたので、ついクリック。読んでみました。

が、よくあるビジネスのまとめ本です。ありがちな内容です。アマゾンのレビューが増えていました。レビューが良く物語っていると思います。

評価が分かれる内容

12月23日現在、星5つが40%、星2つ15%、星1つ17%と、評価がはっきりと分かれています。
さもありなんというところで、企業家の成功体験のノウハウが語られていると思うとガッカリします。この本では既存の成功している他社事業を簡潔にまとめて、このようなビジネスモデルだから儲かるのだと網羅的に列挙しています。このため、副題にある「金儲けの原理原則の15」というのは企業、事業運営の経験をシェアしましょうと勘違いを招くのでしょうかね。はい、私の事です。
ということで、ビジネス評論・解説本だと思えば、「あぁ、なるほど」と気づく点もあり、その観点から見ると評価が高くなるのでしょうか。

情報収集にのめり込むことのデメリット

とはいえ、起業や独立、副業を始めて間もない方やこれからしてみたいという方は情報収集に熱心でしょうから、こういった情報が気になってしまいます。
ただ、この手の情報収集だけにのめり込むと、
耳年増になっただけ
になるリスクが伴います。情報収集は重要ですが、外野の言うことを一々気にするようでは商売はできません。自分の目で見ること、聞くこと、実際にやってみることが重要です。

事業家なのか批評家なのか

そうおもうと、著者は事業家として他の事業家や事業家予備軍にエールを送りたかったのか、批評をしたいだけだったのか、実際に事業をしている人は反発したくなると思います。

事業家bot氏、目の付け所はいいが、果たして分析は的確なのか

と、書評を書いていたらbot氏のコラムがYAHOO!ニュース、プレジデントオンラインで配信されました。

ブックオフからパソナまで「消費者から買う」ビジネスが圧倒的に儲かるワケ

買い取り業者がなぜ儲かるのかを解説しています。「経済学的には情報の非対称性を利用して・・」などと小難しい事を言わないので、誰にでも読みやすく解りやすいです。内容も的確で、違うだろ!というツッコミを入れたくなるような部分はアリマセン。

プレジデントらしいあおり記事 bot氏のせいではない

この記事、最終的には特殊スキルの無い労働者は買い取り業者(ここでは人材派遣業、パソナ)に安値で買い叩かれるというオチになっている、それでタイトルにも話題のパソナを入れることができ、アクセスを集められるという狙いがあるのでしょう。さすがプレジデント。ワタシの様な大衆を上手く釣ることができました。だだ、この手の記事が跋扈するような世の中ではあってほしくないですね。

書籍情報

出版社 : 実業之日本社 (2020/12/14)
発売日 : 2020/12/14
言語: : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 144ページ
ISBN-10 : 4408339466
ISBN-13 : 978-4408339467
寸法 : 13 x 1.3 x 18.8 cm