シベリア高気圧 1084hPa 最高記録クラス

寒気が明日、明後日にもやって来ることは気象庁や各種メディアが伝えている通りですが、気象庁のウエブサイトで天気図をみると、シベリア高気圧がスゴイことになっていました。

記録的な中心気圧を記録した高気圧

2020年12月29日6字の地上天気図 出典:気象庁HP

これによると、29日6時の天気図の右上に1084hPaと記入されています。これは中々見られないすごい数字です。相当寒気を蓄積しているのでしょう。シベリア高気圧、冬シーズンの間に1060hPa程度まで強まることは有りますが、記録をみると・・・
1078hPa ・・・2010年1月、2016年1月
1082hPa・・・2018年12月
なので新記録かもしれません。いずれにせよ、数十年に一度の強さでしょう。

Wikipediaによると、シベリア高気圧によって地上で記録した気圧の最高記録は1968年12月31日にロシア、中央シベリア高原のアガタ(Agata/北緯67度,東経93度)で観測した、1083.8hPaとのことです。このアガタ気象観測所は標高262mにあり、海面補正をせずにこの数字を記録しています。

解析値なので実際には体験できない


今回のシベリア高気圧の中心はバイカル湖の南東のモンゴル北部の山岳地帯です。
気圧は標高の高い所に行くほど低くなりますが、地上天気図でこれを表現すると訳が判らなくなってしまうので、日常私たちが見る天気図は海面の標高に換算した解析気圧(海面更正気圧)を記すことになっていいます。
つまり、今回の1084hPaという値は海面に合わせた解析値です。したがって、そこに行っても1084hPaを体験できないということになります。高気圧の中心部がもう少し北の方にあれば標高が低いので上記のアガタの観測所にように体験できたのかも。

年末の大雪は北陸・山陰中心?


気象庁は29日、北海道から九州にかけての日本海側を中心に30日から来年1月1日ごろにかけ、大雪や暴風、高波に警戒するよう呼び掛けています。30日午前6時までの24時間に、北陸で70~90センチ、中国地方で50~70センチと見込んでおり、交通障害や施設被害に警戒を呼び掛けています。
28日には国土交通省と気象庁が緊急発表を行い、警戒を呼び掛けています。個人的には気象庁がこの手の緊急発表を行うと、実際には何事もなく平穏に過ぎていくジンクスがあるとかんじているのですが、外出する人は情報を十分に取得して通行止めなど不測の事態に備えた方が良いでしょう。雪に慣れない地域で雪が降った場合は取り止めるぐらいの警戒心でも良いのかもしれません。