車のドアを開けたところに貼ってあるタイヤ空気圧の表への疑問。交換したらどうする?

運転席のドア付近や、給油口の蓋の裏などにある「指定空気圧」のステッカー。気にしていますか?存在すら忘れていた人も?

タイヤの空気圧管理は重要

タイヤの空気圧管理は思っている以上に重要です。タイヤの空気圧が不足するとタイヤが正しく性能を発揮できないだけでなく、パンク、破裂などタイヤの損傷や事故につながる危険性が増してしまします。さらに、ムダにガソリンを消費してしまいます。

車に合わせたタイヤの適正な空気圧を知るためのステッカー

タイヤの適正な空気圧とは、メーカーが車種ごとに設定している指定空気圧のことです。なのでこの空気圧に合わせて、ガソリンスタンドなど入れてもらうか、自分で入れるか、とういうことになります。
自分で入れる場合、ステッカーの数値と、空気入れ(コンプレッサーやタンク)の数値をあわせればOKです。単位はどちらも一緒です。

面倒だな、と思われた方に。次の項目で強調させてください。

タイヤの空気はいつの間にか抜けてなくなる

タイヤはゴムでできていますが、空気の分子はゴムを通り抜けることができます。そのため、ほんの少しずつではありますが自然と空気が抜けていきます。実はこれがタイヤの空気圧が減っていく最大の原因です。
遊園地やショッピングモールなどでもらった風船。割らずに大切にしたぞ!と思って次の日の朝起きたらしぼんでいた。ガクッ。あれと同じです。
一般的には、この空気漏れによって1ヶ月で減少するタイヤの空気圧は全体の5~10%で、路上を走行している車のうち約4割が空気圧不足となっていると言われています。

タイヤの空気圧チェックは月に一度がベスト


タイヤの空気圧は月に一度の頻度でチェックするのが理想的です。毎月チェックすることで、パンクなどのトラブルの早期発見にもつながります。月間の走行距離にもよりますが、先月よりも大きく空気圧が減っていれば、パンクしている可能性が高いです。そう、パンクは一発で空気が抜ける破裂のようなパンクと、釘か何かで穴が開いていて抜けていくパンクがあります。チェックによってこちらを防げます。
バイパスや高速道路で路肩に止める悲惨なことにならないようにマメにチェックしましょう!

違うタイヤメーカーのものに交換したらどうする?


タイヤサイズが同じなら空気圧も同じです。なぜなら、指定空気圧は自動車メーカーがその車の重量や特性によって車種ごとに最適な空気圧だとして設定したものだからです。

ちなみにタイヤサイズを変更した場合は空気圧も異なります。計算式はめんどくさいのでタイヤメーカーはこんな検索システムをネットにアップしています。交換はプロがしますので、私も含め大多数のユーザーにとってはただの豆知識ですね。

タイヤサイズ変更時の推奨空気圧検索システム(ブリジストン)

まとめ

サイズが同じタイヤに交換した場合は、ステッカーの数値はそのまま使えます
タイヤの空気圧チェックはこまめにしましょう