英語学習に関する記事を書き始めて、私自身が社会人、28歳の時に英語学習をはじめようと本気で決意した時のことを思い出しました。今振り返えると、自分の狙い通りに学習ができた点、こうすればより効率的だったのにと後から気づいた点など、様々な気づきと学びがありました。その中からお話することで役に立てればと思い記事として書き起こしました。
時間は有限。英語学習は効率的であるべき。そのための心構えを
この記事をお読みの方は、英語学習を始めようと思っているか、すでに始められているかのどちらかではないでしょうか?そういった方に伝えたいことは、「学習を出来るだけ効率的にする」ことです。私たちに与えられた時間は有限ですからね。
ここでは効果的な英語学習を進めるための心の準備についてお話します。若干精神論的な話ではありますが、メンタル面を最良にして「効率よく」英語を学習するための、あなた自身にとって最良の方法を見つけてください。
英語の習得を人生の最優先課題とする(当面の間)
あなたにとって、英語学習はどれだけ大切なものですか。英語が使えるように成ることはどれほど重要ですか。
学習者の動機も背景も様々です。色々な回答があって当然です。
では、いま英語を勉強することは、あなたの人生でどれぐらい重要ですか?何番目ですか?
悩ましい質問ですね。ここは「最も重要」「1番重要」と答える理由を作ってください。もちろん一生ではありません。当面の間で十分です。
「何としても仕事で英語を使いこなしたい。だから今の私にとって英語の学習は一番重要である」
こんな感じで十分です。この決意を紙に書き留めてください。
いままで、さまざまな学習者と出会ってきました。もちろん私は英語教師ではありませんから彼らよりは出会った学習者の数は少ないでしょう。ただ、私は職業上英語を使用しますし、かつ海外旅行好きということもあって、英語や英語学習に関する雑談は数多くしてきました。
十数年来、このような学習者を見てきて思うのは、英語学習への決意がどれぐらい強いかが、その後の伸び具合にかなり関わっていると感じます。私よりはるかにモチベーションが高かった取引先の男性は、あっという間に私が届かないレベルまで上達し、海外赴任のチャンスを得て、しかもそこで起業してしましました。
一方で、「なんとなく英語をやりたい」という雰囲気だった方で学習を続けられた人は少なくとも私の周りではいませんでした。いつの間にか英語を学習していたことが黒歴史になっていてその人とは英語の話題は避けています。
到達目標と期限を設定する
目標を決めようというのは当たり前すぎるのですが、やはり重要なことだと思います。目標が無ければ幾ら英語学習を人生の最優先課題にしたとしても、具体性が無くて続きません。
上の段落で例として挙げた、「何としても仕事で英語を使いこなしたい。だから今の私にとって英語の学習は一番重要である」はちゃっかり、目標も設定していますね。「仕事で英語を使いこなせるようになること」が目標です。
このほか、すでにTOECを受けて散々なスコアだった方は、TOEICでXXX点を目指すという目標でもいいでしょう。英検準1級、1級でもいいでしょう。
さて、ここで重要なポイントがあります。目標のレベルに合わせて実現可能な期限を設定することです。
ただ10年後など、あまり遠い先に期限を設定すると現実味が乏しくなるので、リアリティがある設定にすることが大切です。
目標を高く設定しすぎたので、どう考えても期限が遠くなりすぎる場合は、目標を下げずそのままにして、中期目標を掲げてして、それに合わせたリアルな期限を設定しましょう。
例 目標:TOEIC 990点 期限:5年後
5年後は遠いですね。自分にプレッシャーもかけれないし、5年後の自分というのもリアリティがない・・そこで
例 中間目標:TOEIC 800点 期限:2年後
これなら、2年後までに具体的に何をすべきか工程表を作れそうです。リアル感があって軽いプレッシャーにもなり学習が捗りそうです。
学習記録を行う
目標と期限を設定したら、あとは学習に取り掛かるだけです。日々学習に精進しましょう。継続は力なりです。・・・とはいえこの継続が難しいのです。継続するための仕掛けをつくりましょう。それは学習記録です。
私はこれをしなかった点を悔やんでいます。ムラのある性格なので、しばしば長期でサボってきたことと、後で思い出となる物が無いのが少し寂しいのです。大人になって再開したピアノはこの練習記録が大いに励みと助けになりました。
記録内容は「学習内容」と「学習時間」
話が脱線してしまいました。記録をする内容は、「学習内容」「学習時間」のこの二つは不可欠です。記録をして、随時見返すことで、学習してきた過程を思い出し、頭の中の整理が出来ます。また、軌道修正を計ったりするなど、学習方法に様々な工夫をしていくための気づきをもたらしてくれます。
記録してみて余裕が出てきたら、短くて十分ですので「学習所感」を書き加えてみましょう。文章化が難しければ、単語の羅列でも十分です。
例:気が散った けど5ページ進んだ。 明日見直す
記録するものは何でもOK。残るものにしましょう
記録する媒体は何でもOKです。あなたにとって一番書き込みやすいものが一番です。書き始める前にの準備にひと手間かかると、それだけで面倒くさくなって続かなくなりがちです。ひと手間をかけるのは記録を書き留めることで十分です。古風なようですが、個人的にはノートが一番おススメです。目に見える形で記録が蓄積していきますからね。
ここまでしっかり心構えが出来れば十分です。効果的な学習がスタートできるよう、ぜひ実行に移してください。