超初心者が挫折しないための英語勉強法 |「苦痛」と「飽きる」を取り除いて「好循環」を作り出す!


以前、別のトピックでは英語学習を始めるにあたっての心構えについて触れました。

その記事では「あなたにとって英語を人生の最優先課題に・・・」など厳しいことを書きましたが、英語を勉強しようとする人、誰もがそこまで強い動機を持った人ばかりではありません。


英語学習を始める前に準備!効果的な英語学習を始めるための事前準備(心構え編)


「(特に強い動機はないけど、なんとなく)英語の勉強をやり直したいな」という人たちを否定するのもおかしな話です。

確かに、それなりの覚悟が無いと英語が身に着かないというのは事実ですが、「ちょっと英語をカジってみたら、どんどんハマっていった、英語が好きになった」というのもアリだと思います。

ここでは、ちょっとだけ英語に興味を持って英語学習をしてみようという超初心者の方に、いかに挫折せずに続けていくか、無理のない勉強法をお教えします。

継続は力なり!英語学習の継続を邪魔する強敵、「苦痛」「飽きる」を克服する!

大人になってから英語学習をはじめる場合、だいたいどの程度のレベルの人が多いのでしょうか。

個人的な推測ですが、「英語は学校で勉強しただけで、今ではほとんど忘れてしまった」「学生時代、英語は苦手な教科だった。でも英語が使えることへの憧れがある」といった方が大半ではないかと思います。

そして、さっそく自分で勉強を始めてみたけれど、何度も挫折しているのもよくあるパターンです。

2、3年に一度、海外旅行や、なにかの人生におけるイベント(会社を辞めたくなったとか、将来不安で何か勉強をしたくなったとか)が契機となって、学習を再開するのですが、しばらく経つとやめている、この繰り返しも多いようです。

そしてずっと超初心者のポジションをキープしてしまう。何を隠そう、大学生時代から28歳までの私がまさにこういう人でした。

当時の私のようにならないために、まずは超初級者の方でも無理なく勉強を始め、確実に上達するためにはどうしたら良いのでしょうか。



超初心者向け、挫折しないための英語学習のスタートの仕方 5つ

その1 まずは10分で十分!毎日少しずつ学習する

まずは「慣れる」ことが大切です。習慣づけですね。自分で学習するということは自己管理が需要です。

しかし、そんな簡単に自己管理できるのなら、誰も苦労しませんし、すべての人がマルチな才能の持ち主に成ります。

まずは、1日10~15分で十分です。毎日英語に触れることが大切です。

週に1、2回、何時間も勉強するよりも確実に続けられます。やる気が出ない時は「学習」と思わない方がいいです。

学習とは思わないとはどういうことか。単純作業だと思って、英語のテキストを10分間繰り返し音読したとかでも十分です。あまり身にはなりませんが、英語に全く触れない日をつくるよりはマシです。

さすがに、そこまで気を抜いては何も身につかないでしょうと思われる方は、「学習」をしましょう。ただし、新しいことに取り組まず、前に学習したことの「復習」はいかがでしょう。頭も気持ちも楽です。

ただし、その10分間はしっかりと英語に集中してください。スマホ(教材以外ですよ)を覗いたり、ほか事を考えないように!

すき間時間を活用しよう

10分でも英語に触れる。これをより続けやすくするためには、毎回机の前に座って英語学習に取り組むのではなく、通勤電車の中や休み時間に、スマートフォンの学習アプリなどで気軽に英語に接するのも一つの手です。

その手の教材は世の中に沢山あふれていますから、教材選びには困りません。

教材選び。自分の実力よりちょっと上のものを選ぶ

自分の実力より簡単なものは、最初は取り組みやすくてよいのですが、実際はすでに知っていることをなぞっているばかりだったりします。

結局は、力を伸ばすことができず、比較的早めに飽きが来ます。

教材選びは、やや難しめで「この教材が終わるころには、レベルアップしているだろうな」と、やりがいを感じさせるものがいいでしょう。

好きな題材を見つける

勉強だからと思って、あなたの興味がないことを続けようとすると、それは単に苦痛なことをしているだけになってしまいます。

修行者でもない限り、苦行は続きません。

教材選びはあなたにとって合いそうなものを選びましょう。映画・アニメ、音楽、面白そうな海外トピックなど、興味が持てる内容を扱っている素材を見つけましょう。

つまみ食いをするように、様々な教材・題材に少しずつ触れる

本当は、分量が軽めの教材を最初から最後までやり通して、何度も復習するというのが学習法としてはベストで効率が良いです。

しかし飽きるリスクがある人は、教材や題材をいくつか用意して、その日の気分で選んで並行的に学習した方が長く続きます。


英語の要素別(リスニング、リーディングなど)、超初心者向けの学習方法

超初心者とはいえ、できるだけ効率的に学習すべきです。

上の段落で「1日10分でも」と述べました。

学習時間が短ければ短いほど、効率的であるべきですし、効率的に学習しないと、何かを身に付けたという手ごたえが無いので、やる気がなくなってしまいます。こちらも問題です。

リスニングは音を「認識」しよう!

●教材例

『英語リスニングのお医者さん』(西蔭浩子著、ジャパンタイムズ刊)
『世界一わかりやすい発音の授業』(関正生著、KADOKAWA刊)

リスニング力を伸ばすためには、「聞き取れるようになるまで何度も繰り返し聞くべきだ」と思ってはいませんか。

同じものをただ何度も聞いていても、聞く力は伸びません。以前よりも聞けるようになったという実感が無いとやる気が無くなりますよね。

リスニングの最大のコツは、まずは「音の認識すること」です。

たとえば、give_up[gívʌ́p]

「ギブ アップ」という表現が実際には「ギバップ」と聞こえます。たとえ初心者用教材でゆっくりと話していても「ギバップ」です。

初心者向け教材の短い例文だからこそ、ひとつひとつの音を丁寧にキャッチしましょう。日本語には無い「th」や「r」「l」の区別などを順番に押さえていきましょう。

実際にやってみると、「apple(アポー)だのbanana(バナァナァ)だの俺は幼稚園児かよ!」とすら感じるかもしれませんが、確実に後が楽になります。

教材に発音記号が載っている場合は発音記号を少しずつで構いませんので覚えましょう。できればきちんと声に出せるようにしてください。

教材は読んで聞くだけでなく、自分で声に出して練習すると明らかに効果的です。ぜひ声を出して練習してください。


リスニングに苦手意識を持っている初心者の方は、こちらのトピックもどうぞ。

英語発音変化の超基本ルールを知れば、聞き取れなかった英語が頭に入って来る


スピーキングは「声を出して」学習しよう!

「英語を話す練習は、相手がいないとできない」というのは大きな勘違いです。

テニスの壁打ちと同じことです。相手と話す以前に、英語で文章や言葉が口から出て来くるようにしておかないいと、いざ英会話レッスンを受けてもフリーズしてしまいます。

特に初級者の場合、「英語を声に出す」こと自体に慣れていない場合が大半です。

まずは「英語を話すための口」を鍛えましょう。日常会話、スピーチなど、できるだけ自分が話したい英語に近いもので練習しましょう。

●教材例

NHKラジオ英会話/テレビ英会話。テキストとは別売りのCD、音声データを使うか、番組を録音して利用しましょう。
You Tubeの字幕付き動画。「cc」(字幕)マークのついている動画は、字幕表示が可能です。

スピーキング勉強法 その1「音読」

  1. 英文テキストを読んで(黙読で大丈夫!)意味を理解する。
  2. 英文を見ながら音声を聞く。
    (その際に、読みづらそうな個所などに印をつけておくといいでしょう)
  3. 音声のまねをしながら声に出して英文を読む。
    思いっきり開き直って、「モノマネ」をしてください。速さやイントネーションなどできるだけそっくり読むところがポイントです。
  4. 自分の声を録音して音声と聞き比べてみる。

今はスマホが普及して、誰でもどこでも高音質で録音できる良い時代です。私の時はこれができませんでした。(MDプレーヤーなどその気になれば道具はありましたが高価でした)。

あなた自身の音声を聞いて、まだまだ「モノマネ」が十分でないところをチェック。その部分を意識して教材を何度も聞いたり、その部分を特に意識して音読しましょう。すぐに、かなり「そっくり」と読めるはずです。

スピーキング勉強法 その2「シャドーイング」

「音読」は誰でも知っていますね。では「シャドーイング」というものを採り入れてみましょう。

「シャドーイング」とは、教材の音声の少し後についていくように言葉を発する練習法です。ここでは「つぶやく」と表現しましたが、あなたが発する声は英語の発音が的確にできるように、ある程度大きな声を出すようにしてくださいね。

  1. 英文テキストを読んで意味を理解する。
  2. 音声を流し、その少し後についていくように、そっくりそのまま「つぶやく」。最初は英文テキストを見ながらでOKです。
  3. 慣れてきたら、英文テキストを見ずに、音だけを聞いて、それをつぶやく。
    全部いっぺんに行うのはのはかなり難しいので、ひとことだけとか、部分部分だけを「つぶやいて」いきます。

シャドーイングは、「クセ」にしてしまいましょう。

映画やドラマ、ニュースなどを英語で見て、聞き取れたところですかさずブツブツ繰り返します。はじめのうちは、簡単なひとことだけでもかまいません。

リーディングは「ざっと読み」で、英語の文章に目を通すことに慣れよう!

●教材例

NHKラジオ英会話/テレビ英会話、初心者向けの英語教材全般(ひとかたまりの文章が載っていること)

リーディングでつまずいてしまう人の理由として、「いちいち辞書を引くのが大変」「文章の内容が難しすぎてつい頭に入らない」といった点が挙げられます。

初心者のうちから英語の文章を読むことに少しずつ慣れておきましょう。辞書を引くのは確かにめんどくさいです※。

めんどくさいと感じることはなかなか続きません。ですからリーディングの練習では、思いっきり簡単な文章をざっと読みましょう。

もし、知らない単語が出てきてもとりあえず無視。文章全体を読みましょう。思いっきり簡単な文章を選んでいれば、他の部分は理解できているはずです。そう、中学校で習った程度の英語知識をもとに、「理解ができている他の部分から、その文章の意味を推測する」のです。

英語の文章をたくさん読んでいる人は、いちいち辞書を引きません。この練習方法で、あなたも上級者と同じ読み方をしていることになります。リーディング力を身に付けられるかどうかは、この「推測力」が重要なのです。

注:当然ですが、辞書を引くことは語学の学習においてとても重要なことです。しかし、まだ英語学習に慣れていない段階では、モチベーションの維持、学習を続けることを第一に考え、あえて辞書を引くような学習はしなくても良いと考えています。

リーディング勉強法 その1「多読」

  1. 文章をざっと見て、知っている単語が多そうなものを選ぶ
     ラジオ英会話みたいな教材なら、レッスンを先回りしてざっと読んでみましょう。
  2. 前から順に読んでいく。
    辞書は引かなくてOK。わかりくい箇所や単語は飛ばしてしまってかまいません。
  3. 自分の頭の中で意味を推測する。
    日本語に訳す必要はありません。「だいたいの意味」を把握、推測します。

「たくさんの英文に触れる」ことが大切なので、適当に題材を選んでください。合わなかったらパス!別のものに移りましょう。


英文ライティングは、日記やツイッターのように「自分の気持ちを表す」ことを心がけると、楽しくなる

短くてシンプルな英語の文章なら、初心者のみなさんも書くことができると思います。

しかし、「I watched Kimetsu-no-yaiba.(鬼滅の刃を見ました)」だけでは、面白みがないですよね。

そこで、「It was amazing.(スゴかったよ)」とか、「I was impressed.(感銘を受けた)」とか気持ちを表す表現を加えていくと、表現が充実して書くことが楽しくなってきます。

ところが、さっそくライティングの練習しようと思っても文章を書くための題材を探すのに一苦労することになります。

題材を探すだけでウンザリして、ライティングの練習は初めからなかったことにしたくなります。それではもったいない。

そこで「日記」はいかがでしょう。平凡な一日であっても、何かひとつぐらい印象に残ったことや、発見はあるはずです。

最初はその日にあったことの羅列で十分です。これで題材探しから解放されライティングの練習に集中できます。

ライティング勉強法 その1:英文日記を書く


英文ライティングは、日記やツイッターのように「自分の気持ちを表す」ことを心がけると、楽しくなるのイメージ

1.1日1行、その日にあったことを英語で書く。
  ひとまず、あったことの羅列でいいのですが、できれば、It was so funny (むっちゃ楽しかった)など、自分の気持ちを書き添えるようにしていきましょう。
2.慣れてきたら2行、3行とだんだん長くしていく。
3.とにかく続けることを第一とし、習慣化する。
4.やる気のない日は書かない。一日寝て過ごした日曜日など、日記の書きようがありません。そういう日はパスしましょう!その方が長続きしします。

ライティング勉強法 その2:その日のラインのやり取りやツイッターの投稿を英文に訳す

友達に送ったラインのメッセ―ジ。ツイッターでツイートした内容。

もちろんどちらも日本語で書かれているはずですが、あなた自身の言葉で書かれているという点では、最高の素材です。それを英語に訳してみましょう。

もちろん、母国語である日本語で書かれていますから、たわいのないやり取り、メッセージでも結構難しい表現を使っています。

ここでは、もちろん辞書を使いましょう。分量も適当に区切って、1文、2文からスタートしましょう。

あとがき 小さな成果を感じて好循環を!

ちょっとだけ英語に興味を持って英語学習をしてみようという超初心者の方に、いかに挫折せずに続けていくか、無理のない英語学習のスタートの仕方についてお伝えしました。

まずは、習慣づけて継続することを願って、「挫折しないための英語の勉強法」として5つの方法を紹介しました。

細切れの時間でも構いません。好きな内容で、つまみ食いの無い一貫性の無い勉強でも構いません。まずは毎日10分、英語に触れてみましょう。

英語に触れることはわかったけど、では何をするの?という方のために、初心者の方向けに、英語の要素別の学習方法を幾つかご紹介しました。

たくさんの内容を盛り込み過ぎた気もしていますが、この中から良さそうと思うものをピックアップして試してみてください。

ここで提案したのはあくまでも「メニュー」です。すべての内容を一度に行おうとしても時間的にも気力的にも不可能です。つまみ食いの気持ちで試してみてください。

最後に、超初心者とはいえ、できるだけ効率的に学習すべきです。

あまり効率的などというと面白味がないので、要領良くと表現した方が良かったかもしれません。とはいえ、効率的な学習によって学習の成果を感やすくなるのは事実です。

成果を感じれば「楽しく学習する」ことに確実につながります。最初の小さな一歩で小さな好循環をつくりましょう。