【歳時記】2月20日、今日は何の日?:歌舞伎の日、旅券(パスポート)の日、日本初の普通選挙が実施された日など

歌舞伎の日 2月20日

1607(慶長12)年2月20日に「出雲の阿国」が、江戸城にて初めてかぶき踊りを披露したとの記録があることにちなんで制定された記念日です。日付は旧暦のままです。

なお、歌舞伎は日本の伝統文化として重要無形文化財に指定されています(1965年4月20日指定)。

江戸時代初期の歌舞伎は女歌舞伎

今では歌舞伎は男が演じる男の世界のイメージが強かったのですが、歌舞伎の祖である「出雲の阿国」は女性でした。1603年、京都四条河原で彼女が歌舞伎踊りを始めたのが歌舞伎の発祥とされています。

歌舞伎という名前の由来は、「傾く」(かたむく)の古語にあたる「傾く」(かぶく)から来ているとされています。

戦国時代の終わり頃から江戸時代の初頭にかけて京や江戸で流行した、派手な衣装や一風変わった異形を好んだり、常軌を逸脱した行動に走ることを「かぶく」と呼び、特にそうした者たちのことを「かぶき者」とも言いました。

そうした「かぶき者」の斬新な動きや派手な装いを取り入れた独特な「かぶき踊り」が慶長年間(1596年 – 1615年)に京都で一世を風靡し、これが今日に連なる伝統芸能「かぶき」の語源となっています。

旅券の日/パスポートの日 2月20日

1878(明治11)年2月20日、「海外旅券規則」が外務省布達第1号として制定され、「旅券」という用語が日本の法令上初めて使用されました。これを記念して120周年にあたる1998年に外務省が制定した記念日です。
「旅券」という言葉が生まれるまでは、「海外行御印章」「海外行免状」と呼んでいました

旅券・パスポートの所有者は国だった!

法的には、パスポートは国の公文書で、その所有権は国にあります。そして、名義人(私たち国民)はパスポートを所持して法律の範囲内での使用が認められるという形になっています。つまり、自分のモノだと思っていたこのパスポート、法律上は国からの借りモノだったのです。

有効期間が切れた後やパスポートを切替申請する際、穴を開けて私たちに戻してくれるのは、

「本当は、国に返納する義務があるのだけど、思い出のアイテムになっているので、希望する人に対して、失効処理したパスポートに穴を開けて私たち還付する」

という、一種のサービスだったのです。

海外でパスポートを無くして手続きが厄介だった!とこぼす人もいますが、こういう事情を考えると納得です。

日本初のパスポートは曲芸団に発行された!

日本初のパスポートは外遊に向かう政治家でも、海外に赴任する外交官でも商社マンでもなく、意外にも曲芸団に発行されました。

これは、1867年にフランスのパリで開催された「パリ万国博覧会」に出場する18名の曲芸団「日本帝国一座」に発券されたものです。まだ、「旅券」ではなく、「海外行御印章」「海外行免状」だった時代です。

第1号は「隅田川波五郎」氏に発券されました。この18名の記録は当時の江戸幕府が保管し、明治維新でもきちんと引き継がれて、現在も外務省に保管されているようです。

写真が無い時代のパスポートの「顔写真」の部分はどうなっていたのか?

この当時、まだ写真は普及していませんでしたので、個人を特定するものとして「年齢」「身の丈(身長)」や「眼」「鼻」「口」の形、「両腕に草花の彫り物」といった身体的な特徴が、文字で記載されていました。

キヌアの日

スーパーフードとして一世を風靡した「キヌア」ですが、2013年2月20日に国連食糧農業機関(FAO)が国際キヌア年の開幕式典を開催したとを記念して、日本キヌア協会が記念日に制定しました。

キヌアは、南米アンデス山脈の高地では数千年前より「疑似穀物※」として食用に栽培されており、優れた栄養価があることからスーパーフードの代表格になりました。

注:穀物は 狭義では イネ科の植物種子のみで米、 麦類(小麦、大麦、ライ麦、えん麦、はと麦)、あわ、ひえ、きび、もろこし、とうもろこしを指しています。

日本初の普通選挙が実施された日 1928年2月20日

1925(大正14)年に制定された「普通選挙法」に基づいて行われた初めての選挙として、1928(昭和3)年2月20日、第16回衆議院議員総選挙が行われ、日本初となる普通選挙が実施されました。

まだ、男性限定の選挙ではありましたが、所有財産や納税額等に制限されず、一定の年齢を越えた成人男性全員に選挙権が与えられました。

女性にも選挙権が与えられ、正式な普通選挙が実施されたのは、1946(昭和21)年からです。

アレルギーの日(アレルギー抗体の発見)1966年2月20日

今では当たり前のように「アレルギー疾患」と診断され、私たちは様々な治療を受けることが出来ますが、このアレルギーについて研究が進んだのは、医学の歴史のなかでは、比較的最近になってからです。

免疫学者の、石坂公成氏、石坂照子氏夫妻が、アレルギーの原因となる抗体の一種「IgE(免疫グロブリンE)」を発見し、1966(昭和41)年2月20日にアメリカで開かれていたアレルギー学会で発表を行いました。

この発見は、アレルギー疾患者の診断・治療に大きく貢献することとなり、以後、各種アレルギーに対する抗体が誕生していく契機となりました。

2月20日の語呂合わせが由来の記念日:リフレの日など

リフレの日 

「リ(2)フ(2)レ(0)」の語呂合わせにちなんで、日本初のリフレクソロジーサロンを運営する株式会社RAJAが2月20日に記念日を制定しました。

その他の2月20日の記念日

その他の2月20日の記念日として、県政発足記念日(愛媛県)、歌舞伎の日、尿もれ克服の日、夫婦円満の日、リフレの日、キヌアの日、アイラブミー記念日、交通事故死ゼロを目指す日、ワインの日、発芽野菜の日、シチューライスの日、信州ワインブレッドの日、キャッシュレスの日、オコパー・タコパーの日、同窓会の日、などがあります。

2月20日の誕生花と誕生石

2月20日の誕生花:「カルミア」「シャクナゲ」「オウバイ」

シャクナゲの花言葉、「威厳」「荘厳」は、シャクナゲの美しく豪華に咲き誇る姿に由来するといわれます。また「危険」の花言葉は、シャクナゲの葉に毒を含むことにちなみます。人によっては触るとかぶれますからね。注意です。

2月20日の誕生石:「オニキス」

2月20日生まれの人の誕生石は「オニキス」です。「オニキス」は、「迷いのない信念」を象徴する石と言われています。

2月20日生まれの有名人・芸能人(敬称略)

志賀直哉 小説家 1883年2月20日~1971年10月21日
石川啄木 歌人、詩人 1886年2月20日~1912年4月13日
浅香光代 女優 1928年2月20日
長嶋茂雄 プロ野球選手・野球監督 1936年2月20日
アントニオ猪木 プロレスラー 1943年2月20日
志村けん コメディアン 1950年2月20日~2020年3月29日
かとうかず子 女優 1958年2月20日
いしのようこ 女優 1968年2月20日
藤田ニコル ファッションモデル 1998年2月20日
橋本奈々未(元乃木坂46) 女優、タレント 1998年2月20日