【歳時記】2月21日、今日は何の日?:日刊新聞創刊の日、漱石の日、国際母語デーなど

日刊新聞創刊の日 2月21日

1872(明治5)年2月21日、東京で初めての日刊新聞「東京日日新聞」(現在の「毎日新聞」)が創刊されました。なお、1870年に横浜で創刊された『横浜毎日新聞』とは全くの無関係だったりします。

戦前は様々な新聞社が生まれては合併・分離を繰り返すなどしていました。こうして現在も発行されている全国紙・地方紙へとつながっていきます。

新聞統制と、現代まで続く「1県1.紙」体制の完成

近年、ネットの普及によって(と言っても既に二十数年ですが)、戦前に国民の戦意、英米への敵愾心を煽って来たのは新聞ではないかとの言説も出ていますが、ここではそれには触れません。みなさんや歴史家の検証に委ねます。

ただ、事実として行われたこととして「新聞統制」という出来事がありました。

新聞統制とは、新聞資本の統合を目的として策定された政策で、内務省と情報局を中心として運用されました。1938年より始まり1942年末には完成しています。統合の結果、1つの県に1つの地方紙が置かれた「1県1.紙」体制が完成しました。そして、それは現在までほぼそのままで維持されています。

この統合の真の目的は、戦争遂行にあたって、軍部・大本営が各県・各地域に軍部の意向を伝え戦争指導するツールとして活用するためだったといわれています。

戦後、残された新聞社は、ライバル社がいくつかの全国紙と1つの地方紙であるため、関東・関西以外の地方紙はほぼ独占的なシェアを獲得することになりました。

また、多くの地方紙は放送局に出資することによって、メディアの閉鎖性をますます強めていくことになります。記者クラブ制度といい、国民の知る権利を担う重要なインフラでありながら、自浄作用が働きにくいおかしな業界です。

ちなみに「夕刊紙の日」というものもあります。4日後の2月25日です。



漱石の日 2月21日

明治時代、当時の文部省が文豪・夏目漱石に対して、その功績から文学博士の称号を贈る計画を立てます。ところが、これを知った夏目漱石自身は「自分には肩書きは必要ない」と提案を一蹴。

1911(明治44)年2月21日に、夏目漱石自身が称号付与を辞退する旨の手紙を時の文部省専門学部局長宛てに送りました。

後日、その気概に感銘を受けた有志により、この日を「漱石の日」と記念日にしました。

食糧管理法公布記念日 2月21日

1942(昭和17)年2月21日に、国民の食糧確保と経済安定を目的とした「食糧管理法」
が公布されたことにちなんで制定された記念日です。

目的はもちろん、日中戦争の頃より続いていた食糧不足問題を解決するためです。

食糧の生産・流通・消費にわたって政府が介入して管理することで、食料の需要と、高騰しがちだった価格を安定させようとしました。

内容は

1.米は全量政府管理
2.地主、農家による小作米の販売禁止

と厳しいものですが、まさかこれが戦後50年間にわたって脈々と続いていくとは・・・減反政策などは最たるものですね。

1995年、米の輸入開始に伴い同法律は廃止されましたが、2021年の今でも一部内容が「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(通称:食糧法)」に引き継がれています。

国際母語デー 2月21日

UNESCO(ユネスコ、国連教育科学文化機関)が1999年(平成11)年11月に制定しました。

母語というアイデンティティが独立運動となったバングラデシュ

1952(昭和27)年2月21日、当時パキスタンの一部(東パキスタン)であったバングラデシュの首都ダッカで、パキスタンの国語統一政策(西パキスタンのウルドゥー語)に対し、自分たちの母語であるベンガル語を公用語として認めるよう要求するデモが行われました。

デモは日に日に激化し、遂には警官隊が発砲しデモ参加者に死者が出てしまいます。このことから、バングラデシュではこの日を独立運動(現:パキスタンからの独立)の中の重要な事件の一つとして「言語運動記念日」としていました。「国際母語デー」はこの記念日にちなんだものです。

公用語の制定はとてもセンシティブな問題

意識しないと国に1つの言語しかないと思い込んで生活してしまいがちな日本※にいると想像が難しいのですが、複数のそれなりに一定の話者人口がいる言語を抱える国では、どの言語を公用語とするかは極めてセンシティブな問題です。スリランカなど、公用語問題を発端として内戦に突入した国もあります。

注:少数話者がいる言語としてアイヌ語があります。ユネスコでは八丈、奄美、琉球(沖縄)、八重山方言など7つを方言ではなく言語として扱っています。

その他の2月21日の記念日

その他の2月21日の記念日として、マリルージュの日、myDIYの日、ゼクシオの日(XXIOの日)、木挽BLUEの日などがあります。

2月21日の誕生花と誕生石

2月21日の誕生花:「スミレ」「ネモフィラ」

スミレの花言葉、「謙虚」「誠実」は、道ばたや草かげにひっそりと花を咲かせる、そのひかえめで奥ゆかしい花姿に由来します。でも、みなさん寄せ植えでバリバリ表舞台で咲かせていますよね♪

ネモフィラの花言葉は「どこでも成功」「可憐」「あなたを許す」。このうち「可憐」は、かわいらしいその花姿に由来するともいわれます。

2月21日の誕生石:「レインボークォーツ」「アメジスト」

レインボークォーツは、天然水晶に特殊な加工を施してある意志で、シャボン玉のような美しさが特徴です。


2月21日生まれの有名人・芸能人(敬称略)

安倍晴明 陰陽師 921年2月21日(旧暦:延喜21年1月11日)
大前研一 経営コンサルタント 1943年2月21日
ハイヒールモモコ 漫才師、タレント 1964年2月21日
ゆうたろう ものまねタレント 1970年2月21日
酒井美紀 女優・タレント 1978年2月21日
香里奈 女優・ファッションモデル 1984年2月21日
菅田将暉 俳優・歌手 1993年2月21日